全文掲載許可いただきました!(増田さんの贈り物)

という訳で、タイトルの通り、まっすー先生よりメールをいただきまして、「交流会への参加者様へのフォローにつながるならば!」ということでアントレnetメールマガジンの「週刊増田紀彦通信」の部分について、本Blogへの転載許可をいただきました。


セミナー後も色々とお気遣いいただいて、本当に感謝です。
それでは、早速全文掲載させていただきます。imaiさんも、falcoさんも本Blogにてチェックしてくださいませ〜。

ちなみに、週刊増田紀彦通信のバックナンバーはこちらで見れます。
既に127回も連載されているんですねぇ。継続は力なり。すごいです。ちなみに私は、週刊増田紀彦通信を、時間を見つけては逆算読みし続けたりしています。(笑)
特に第100回は個人的に必見です!



*****転載<ここから>*****

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週刊「増田紀彦」通信 第127回
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〜〜今週のテーマは、「福井発、堀江さんへ」

「お客さん、東京から?」「ええ」「それなら、ライブドア知ってますよね」
「知らないことはないですけど」「私、堀江さんに頼みがあるんです」。

 聞けば、その頼みというのが、切実かつ説得力ある話で……。その人は、マ
ッサージ師の男性。福井県産業支援センターでの講演と交流会を終えて少し疲
れた私が、ホテルに頼んで部屋まで来てもらった人です。

話は一旦、前の晩に戻ります。福井市内に前日入りした私は、以前から親し
い地元の起業家・鈴木洋さんと、その彼が絶賛する仲間の清水栄次さんと3 人
で夕食を取りました。酒も進んできた頃、「不景気になると黒が流行る」とい
う話題に。実はその時、私は真っ黒なセーターを着ていたのです。「この服で
明日、演壇に立つのはまずいか」。ふと、そんな心配が芽生えてきました。

 講演当日の昼頃。「やはりまずい」。そう思った私は、急きょ違う色のセー
ターを買うため、福井駅前のデパートへ。ところが着くと同時に、お腹が「グ
〜」。先に近くの喫茶店に飛び込みました。が、頼んだピラフがなかなか来ま
せん。仕方なく地元新聞を読んでいると、「活力をなくした呉服町商店街に元
気をと、学生たちがオシャレな提案」という記事が。「面白そう……」。

 食事を終えると、私はデパートに目もくれず、その商店街へ。すぐに洋品店
を発見。店主の方が店中を探して、白いセーターを見つけてくれました(笑)。
とにかく目的達成。あとは商店街見学に専念するだけ。ところが見学も何も、
大半の店がシャッターを降ろしているんです。飲食店以外で、複数の店舗が営
業している業種は、仏具店、呉服店、和菓子店くらいだったでしょうか。

 しかし、私は気付きました。この3業種には共通点があると。どれも高齢者
が立ち寄る場所です。ならば、学生さんが考えたように、この街をカッコよく
するのではなく、いっそ「北陸の巣鴨」を目指してはどうかと。高齢者向けの
コミュニティ施設を運営するとか、巡回バスを走らせるとか、あるいは本物の
巣鴨がやっているように、各商店とも値札の文字を大きくするとか。来ない人
を追いかけるより、来たい人にもっと来てもらおうという発想です。

 ところがさらにすごい「構想」を温めている人がいました。商店街付近の空
き地に、高齢者住宅を何棟も建設するという案。なるほど。もしできれば、画
期的な都市開発モデルです。それを言いだしたのが、例のマッサージ師さんだ
ったのです。「私はあそこの生まれで、何とかしなければとずっと考えてきま
した。ただ県や市に、そんな予算はないし」と。それでライブドアに……。

堀江さん、単に「東京つながり」で、まことに恐縮なんですが、何かできま
せんか? 不動産証券化スキームを使うとか……。私に価値ある体験をさせて
くれた福井の人たちにお礼がしたくて、伝言させていただきました。

*****転載<ここまで>*****